フコイダン健康だより7月号: 国際免疫学会「Immunologyとは?」
What is Immunology by The American Association of Immunologists (AAI)?
Covid-19パンデミックを受けて、更にその重要性が注目されている「免疫」。
その免疫分野にも国際学会があることを知っていましたか?
2022年5月、海の雫フコイダンが「Immunology」という国際免疫学会2022に参加し、フコイダンの研究論文を発表致しました。
今月の健康だよりでは、この免疫学会についてご紹介させて頂きます。
国際免疫学会「Immunology」とは?
毎年5月にアメリカで開催される免疫に特化した国際学会で、世界中から免疫の研究者や、免疫に関連する企業が集まります。
「免疫」という非常に専門的な分野にも関わらず、今年は合計35カ国から多くの研究者や企業が開催地ポートランド(オレゴン州)に集まりました。
- 参加者数:約3,200名(例年は約4,000名だが、Covid-19の影響で今年は3,200名)
- 発表された研究論文の数:約1,600
- 免疫関連企業の出展社数:約100社
どういう企業が参加していたの?
日本の会社では、SONYとキーエンスがそれぞれブースを出していました。SONYは、免疫細胞を細かく分析する装置をPRしていました。キーエンスは、もともとセンサーや測定器などの精密機械を取り扱う企業ですが、今回の免疫学会では、免疫細胞を分析・解析するための、超高性能のマイクロスコープをPRしていました。日本では2社ともよく知られる大きい企業ですが、この免疫という分野でもビジネスを展開しているのを知り、非常に驚きました。
そのほかには、抗体細胞や抗原細胞を取り扱うアメリカの企業が多く出展していました。Covid-19パンデミック以降、「抗原検査」や「抗体検査」という言葉を聞く回数増えたことと思いますが、まさにその抗原(Antigen)や抗体(anti-body)のことです。
どういう研究内容が多い?
アメリカの大学や研究所に勤めている日本人の研究者の方や、日本の大学の教授の方も論文発表を行うため、ポートランドの会場へと訪れていました。合計4日間、複数のコンベンションルームで、免疫の研究者によるプレゼンテーションが行われます。「エボラ出血熱に免疫がどのように作用するか」、「インフルエンザに免疫がどのように作用するか」など、すべて免疫に関連した研究発表です。Covid-19に関する研究も多く発表されていました。2020年以降のCovid-19の状況を受け、「免疫」の重要性が国際的にも改めて認識されています。
海の雫フコイダンによる研究発表
そして我々、海の雫フコイダンの製造・販売元Kamerycah, Inc.も、フコイダンと免疫に関する新しい研究を発表致しました。九州大学の食品免疫機能分析学の教授であり、また、フコイダン研究所の理事を務める、宮崎義之先生と共同で行った研究です。
研究の内容は、オキナワモズクフコイダンとメカブフコイダンが、過剰に免疫細胞が活性化し過ぎないように、そのバランスを保つようサポートするというものでした。
また今回の研究を通して、免疫システムをサポートする上で、低分子フコイダンではその機能が弱まってしまうことから、フコイダンは高分子構造の方がより効果的であることも示されました。フコイダンはもともと多くの糖が結合した高分子の状態で自然界に存在しています。低分子化するとフコイダンの性質そのものが変わってしまい、フコイダンが持つ本来の力を発揮することが難しくなってしまうため、「高分子」であることがとても重要です。
海の雫フコイダンは高分子フコイダンのみを使用していますので、低分子フコイダンの商品よりも免疫サポートの効果が期待できます。
海の雫フコイダンは、NPOフコイダン研究所との共同研究を継続しており、2012年以降、定期的にImmunologyで論文発表を行っております。今後も皆様に安心してフコイダン商品を使用して頂けるよう、エビデンスに基づいた商品製造や品質管理を引き続き継続して参ります。